5月28日(火)
今日3時間目、昨年と同様に、5年生対象に、味の素株式会社さんの協力で「味覚教室」が実施されました。この授業では、おいしさや味のしくみについて体験や実験を交えて学び、特に、日本人が昔から利用してきた「だし」、すなわち最近海外でも注目されている「うま味」についての授業です。講師さんから、まず食べ物のおいしさには、「5つの基本味」があり、「甘み・塩味・酸味・苦み・うま味」であることを教えていただきました。その中でも、特に日本人が発見し世界に通ずる「うま味」について詳しく説明していただきました。そして今ではあまり家庭で本来の姿を見る機会が少なくなった「だし」のもとになる「昆布・鰹ぶし・しいたけ」を実際に見せていただき、鰹節のかたさと昆布の大きさにみんな驚いていました。その後、「みそを湯でといたもの」と「だし」だけを児童は試飲しましたが、「まっずうー」の一声、ところが、両方をまぜて飲むとまるで別物。「うっまーい」と歓声があがりました。また、どの家庭でもあまり行われなくなった「鰹節削り」も、子どもたちは軍手をはめておそるおそる体験し、そのふわふわ感と香りに感動していました。日本の食文化のすばらしさを再確認できた実りある出前授業でした。