ごはん 牛乳 手作りさつま揚げ おかか和え さつま汁
今日は郷土料理献立の日です。今月は鹿児島県です。鹿児島県の郷土料理「さつま汁」と「さつま揚げ」を紹介します。さつま汁は、鶏肉を使った具だくさんのみそ汁のことで、鹿児島では古くから鶏肉を煮込んだものを食べる風習があったようです。まだ鹿児島が「薩摩」と呼ばれていた江戸時代、武士たちの士気を高めるため、薩摩では鶏同士を闘わせる闘鶏が盛んに行なわれていたという記録が残っています。男たちが、闘鶏で負けた鶏をその場で野菜などと一緒に煮込んで食べていたことが「さつま汁」のはじまりだと言われています。
さつま揚げも鹿児島県の郷土料理の一つです。さつま揚げは、魚のすり身に味つけをして油で揚げたもので、今では日本全国で食べられています。「揚げはんぺん」など、いろいろな名前で呼ばれるさつま揚げですが、鹿児島県では「つけ揚げ」と呼ばれることが多いそうです。さつま揚げのはじまりは、江戸時代、鹿児島県は温暖な気候のため、魚がたくさんとれても食べきれず、腐ってしまいました。そこで、とれた魚の保存性を高めるために、魚をすり身にして油で揚げたことからと言われています。
今日のさつま揚げは、給食室ですり身に具を入れて混ぜたものを、一つずつ形を作って油で揚げた手作りです。よく味わって食べてくださいね。