6月27日(木)

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ごはん 牛乳 鶏肉のトマト煮 じゃがいもチーズ焼き 赤しそポンチ

 

今日は「赤しそ」についてです。しそというと、緑色の葉をイメージする人が多いと思いますが、葉の色が赤紫色の「赤しそ」もあります。赤しその赤は「アントシアニン」によるものです。アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーやナス、紫イモなどの野菜や果実にも含まれている天然の色素です。アントシアニンをとることで、目の疲れを取ったり、目の働きをよくしたりする効果があると言われています。

赤しそは、青い葉のしそ(大葉)に比べてえぐみが強いため、生のままで食べられることはあまりありません。梅干しやしば漬けに入れて赤い色を楽しむほか、乾燥させた葉を細かくしてふりかけにしたり、シロップを作って水やサイダーでうすめてジュースにしたりします。今日のポンチのシロップは、赤しその葉を煮出して作ったものです。しそは苦手な人もいるかもしれませんが、季節の味を味わってくださいね。

6月26日(水)

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わかめごはん 牛乳 揚げまぐろと野菜の黒酢あんかけ モロヘイヤと卵のスープ とうもろこし

 

今日は「愛・地産給食」の日です。今月の愛知県産の野菜は「モロヘイヤ」と「とうもろこし」です。モロヘイヤは、アラビア語で「王様の野菜」という意味の「ムルキーヤ」が語源であるといわれています。かつて、どんな薬も効かない程の重病を患ったエジプト王が、モロヘイヤの葉を刻んでつくったスープを飲んだところ病気が治ったという言い伝えから「王様の野菜」と呼ばれるようになりました。日本には1980年代に導入され、栄養価が高く、簡単に栽培ができるため、短い期間で全国に広まりました。刻むと粘りが出ますが、その粘りの中にはビタミン類やカルシウム、鉄分、そして水に溶けている食物繊維が多く含まれています。蒸し暑さに負けないためにも、残さず食べましょう。

とうもろこしは、今日の朝収穫したものを八百屋さんに納品してもらったものです。調理員さんたちが1本ずつ皮をむき、切ってゆでてくれました。とれたての味を味わってくださいね。

6月25日(火)

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中華めん 牛乳 チャンポンめんのスープ 切干し棒棒鶏サラダ 手作りマーラーカオ

 

マーラーカオとは、中国の広東省や台湾、マレーシアで食べられている蒸しパンのことで、ふわふわの生地と卵のコクが感じられる優しい味わいが特徴です。中国では点心の一つとして人気があり、飲茶や屋台の他に、家庭でも朝食やおやつとして食べられています。中国語で「マーラー」はマレーシア、「カオ」はケーキという意味だそうです。名前の由来は、「マレーシアから渡ってきたお菓子」という説や「おいしそう琥珀色が、マレーシア人の肌の色に似ていた」という説などさまざまです。中国代表の蒸しパンかと思いきや、マレーシアから渡ってきた説があるのは、驚きですね。今日のマーラーカオは、給食室特製です。味わって食べてくださいね。

6月24日(月)

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ごはん 牛乳 めひかりフライ 冬瓜と厚揚げの煮物 マカロニサラダ

 

今日は「お魚チャレンジデー」です。ふだんから給食に魚は登場しますが、「お魚チャレンジデー」では、みなさんがもっと魚を好きになってくれるよう、クイズなどで楽しみながら魚のことを覚えていってほしいと考えています。それではクイズを行います。全問正解をめざしてがんばりましょう!

 

第1問 今日の給食の魚、「めひかり」を漢字で書くと、どんな漢字になるでしょう?

 

① 目に星と書く「目星」

② 目に輝くと書く「目輝」

③ 目に光ると書く「目光」

 

正解は、③番の「目に光る」と書きます。目が大きく、青く光って見えることから「めひかり」とよばれるようになりました。冬から春にかけて、あぶらがのっておいしくなります。

 

第2問 めひかりは、海の中のどのあたりに住んでいる魚でしょうか?

 

① 深いところ

② 真ん中あたり

③ 浅いところ

 

正解は、①番の「深いところ」です。めひかりは深海魚といって、深さ200メートルから300メートルのところに住んでいます。深海魚は、目がギョロっと大きいという特徴があります。何問正解できましたか?今日も感謝していただきましょう。

6月21日(金)

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ごはん 牛乳 あじの梅風味焼き 飛鳥鍋 ひじきとベーコンの炒め煮

 

今日は郷土料理献立です。今回は奈良県です。飛鳥鍋は、鶏肉と野菜を牛乳とだし汁で煮込んだ鍋料理で、その名の通り、奈良県明日香村の農家で食べられてきた郷土料理です。飛鳥鍋の由来は、今から約1300年前、牛乳が飛鳥の都に伝わってきた時代に、唐からきた修行僧が山奥での修行の合間に里に降り、寒さをしのぐために貴重な牛乳で鶏肉を煮込んで食べたのが始まりとされています。その後、庶民の間にも広まった飛鳥鍋ですが、当時の牛乳は高価なものであったため、飼っていたヤギの乳を使っていたとのことで、牛乳を使った現在の「飛鳥鍋」のかたちが考案されたのは、昭和の初めだそうです。白みそが入っているので、牛乳が苦手な人にも食べやすくなっています。カルシウムもとれる飛鳥鍋を食べて、丈夫な骨や歯を作りましょう。

6月20日(木)

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麦ごはん 牛乳 ポークカレー 豆腐ハンバーグ ツナとチーズのサラダ

 

今日のごはんは、米と大麦を一緒に炊いた麦ごはんです。麦は米に比べて火が通りにくく、大正時代に蒸気をかけながら押しつぶし、火が通りやすくした「押し麦」が開発されて食べやすくなりました。給食の麦ごはんの大麦も押し麦です。大麦には食物せんいをはじめ、カルシウムやビタミンなどの栄養素を豊富に含んでいます。特に食物せんいは、白いごはんに比べて10倍以上多く含まれています。食物せんいは腸の働きをよくし、お腹の中をきれいにしてくれます。健康に関心のあった徳川家康は、麦ごはんをよく食べていたといわれています。家康は75歳まで生き、当時としてはとても長生きでした。麦ごはんの効果もあったかもしれませんね。

6月19日(水)

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ごはん 牛乳 とり肉の赤しそソースかけ 野菜の香り漬け 愛知のみそ汁 みかんゼリー

 

毎月19日は「食育の日」です。「食育」とは、健康な体をつくるために食事のとり方を考えたり、食べものを大切にする心を育てたりするための取り組みです。特に6月は「食育月間」になっています。

今日は「愛知を食べる学校給食の日」と題して、海部地域や愛知県産の食材を使ったスペシャルな献立をいただきます。自動車の生産など、工業が盛んな愛知県ですが、じつは農業も盛んな県なのです。2021年度の農産物の産出額は全国で8番目で、地域性を生かして、様々な農産物が作られています。今日の給食は、赤しそやキャベツ、きゅうり、玉ねぎ、豆腐や油揚げの大豆、ねぎにみかんゼリーのみかんなど、いつもの給食よりも地元愛知のめぐみがたっぷり!です。