1月28日(火)

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ミルクロールパン 牛乳 白身魚と野菜のトマト焼き 千切り野菜のスープ 愛知のゼリーポンチ

 

今日は学校給食週間3日目です。

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことで、食べ残しや売れ残り、期限が切れたもの、調理の時の皮のむき過ぎなどがあります。そこで10月に、野菜を皮ごと使ったり、捨てられがちなブロッコリーの茎や多くが廃棄されてしまうおからを取り入れた「食品ロス削減献立」を実施しました。

今日は食品ロス削減メニューとして「千切り野菜のスープ」を紹介します。千切り野菜のスープには、にんじんや大根、キャベツが使われています。にんじんや大根は皮まで、キャベツは芯の部分も食べることができるように、それぞれの野菜を千切りにしてスープの具にしました。野菜を細く切って煮ることで、捨てていたところもおいしく食べることができます。そして、みなさんにできること、それは「食べ残しを減らす、なくす」ことです。みなさんが一口でも多く食べることが食品ロス削減につながります。一口でも多く食べて、食品ロスを削減しましょう。

1月27日(月)

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かきまし 牛乳 和風コロッケ トマトのかきたま汁 西尾抹茶のわらびもち

 

今日は学校給食週間2日目です。

「かきまし」とは、炊いたごはんの上に、にんじんや鶏肉などの味付けした具材と汁をのせ、かき混ぜて食べる混ぜごはんです。しゃもじでしっかりかき混ぜて(かきまわして)作ることから、「かきまし」と呼ばれるようになったといわれています。「かきまわし」「とりめし」とも呼ばれ、愛知県全域で食べられている郷土料理です。かきましは、大勢の人が集まる時に作られる料理で、昔は民家の縁側の床下や庭などを利用して鶏を飼い、急な来客がある時に、かきましを炊いてもてなしたそうです。鶏肉が高価だった時代は、祝いの席などハレの場でふるまわれていましたが、現在では、季節を問わず日常的に食べられています。

今日のコロッケには、愛西市産のれんこんが入っています。れんこんは、低くて湿った土地を好み、愛西市で盛んに生産されています。愛知県のれんこんは、土が付いた状態で出荷されるのが特徴で、これは、れんこんの新鮮さを保つための工夫です。

1月24日(金)

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ごはん 牛乳 厚焼き卵 煮みそ 花野菜のサラダ

 

今日は、学校給食週間1日目です。愛知県は卵の生産が盛んで、全国でトップ10に入ります。とくに東三河地域や知多地域で多く生産されていて、今日の厚焼き卵も、東三河地域で生産された鶏の卵から作られたものです。

煮みそは、西三河地域で昔から食べられてきた郷土料理です。煮みそは、いろいろな食材を愛知県独特の豆みそで煮込んで作ります。家庭によって使う食材や作り方などがちがい、それぞれの家庭の味があります。大根やにんじん、里いもなどの根菜を使うことが多く、大きな鍋にたくさんの食材を煮返しながら食べるそうです。煮みそは「みそ煮」とも呼ばれ、今では愛知県の各地で食べられています。給食の煮みそも、大きな釜で大根やにんじん、里いもなどの野菜を、竹輪や厚揚げと一緒に豆みそで煮込みました。いろいろな食材にみその味がよくしみ込んでいます。

1月23日(木)

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ごはん 牛乳 手作り飛竜頭 野菜の香り漬け 根菜汁

 

「飛竜頭」は、くずした豆腐に卵などを加えてつなぎにし、野菜などを混ぜ込んで丸めて油で揚げたもので、「ひろうす」とも呼ばれます。関東地方では「がんもどき」と呼ばれます。みなさんは「がんもどき」という名前のほうが、よく耳にするかもしれませんね。今日の飛竜頭は、水気を切った豆腐をつぶして、具を入れてから一つずつ形を作って揚げて、たれをかけたた大藤小給食室手作りです。よく味わって食べてくださいね。

明日24日から30日までの一週間は、「全国学校給食週間」です。学校給食は食に関する正しい知識・食習慣を身につけるための重要な役割を果たしています。学校給食週間は、このような学校給食の意義・役割について理解を深め関心を高める週間です。飛島村、蟹江町、弥富市では、この地域や愛知県に伝わる郷土料理をはじめ、地域の農畜産物やそれらを加工したものを献立に取り入れました。さらに、10月に実施した「食品ロス削減メニュー」も学校給食週間中の献立に取り入れました。どんな献立か、楽しみにしていてください。

1月22日(水)

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ごはん 牛乳 青じそ入りあじフライ クープイリチー いものおづけばっと

 

クープイリチーは沖縄県の郷土料理で、沖縄の言葉でクープは「昆布」、イリチーは「炒め煮」のことです。沖縄県は、昆布の消費量が全国トップクラスです。沖縄は海に囲まれているので、昆布がとれると思うかもしれませんが、沖縄の海では昆布はとれません。では、なぜ沖縄県で昆布の消費量が多いのかというと、沖縄県はかつて北海道の昆布が中国に輸出されるときの中継地点だったため、昆布が手に入りやすかったからです。

いものおづけばっどは青森県の郷土料理で、「いもの」は「じゃがいもの」、「おづけ」は「おみおつけ(みそ汁)」、「ばっと」は「一口大の団子状のもの」のことで、「一口大のじゃがいも団子が入ったみそ汁」という意味になります。青森県は、春から秋にかけて「やませ」と呼ばれる冷たく湿った風が吹くため、米が育ちにくい環境です。そのため、ご飯の代わりになる「いも」が重宝され、栄養面の優れた腹持ちのよいじゃがいもがよく食べられていました。いものおづけばっとは、その地域で暮らす人の知恵が生んだ郷土料理なのです。

1月21日(火)

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中華めん、牛乳、鹿児島ラーメンの汁、れんこんのごまマヨサラダ、黒豆入りはちみつきな粉蒸しパン

ラーメンのスープというと、いろいろな味がありますね。九州のラーメンといえば、白くにごった豚骨スープを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。九州の中でも鹿児島ラーメンと呼ばれるラーメンのスープは、豚骨を中心に鶏ガラや野菜を加えてじっくりと炊きだしたもので、優しい風味が特徴です。豚骨スープは豚骨を煮立たせて作るのに対して、鹿児島ラーメンのスープはあまり煮立たせないで作るので、豚骨スープほど白くにごってなく、あっさりとした味わいです。また、鹿児島ラーメンの麺はかん水を使わないので、白っぽいのが特徴です。給食の中華麺にはかん水が使われているので、黄色っぽい色をしています。残念ながら、鹿児島ラーメンの麺を使うことができませんでしたが、どこかで鹿児島ラーメンを食べる機会があったら、スープと一緒に麺も味わってくださいね。

1月20日(月)

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ごはん 牛乳 えびしゅうまい 麻婆豆腐 もやしのうま塩和え

 

麻婆豆腐には、豆腐がたくさん使われています。では、豆腐が生まれた国はどこでしょう?次の3つの中から、一つ選んでください。

 

① 日本   ② 韓国   ③ 中国

 

正解は、③の中国です。豆腐が中国から日本に伝わったのは奈良時代頃、中国に渡った遣唐使の僧侶などが日本に持ち帰ってきたとされています。では、みなさんは豆腐が何から作られるか知っていますか。豆腐は大豆から作られます。大豆は「畑の肉」といわれるほど、たんぱく質がたくさん含まれています。たんぱく質は、丈夫な筋肉や骨をつくるもとになる働きがあります。とくに大豆に含まれているのは、植物性たんぱく質という種類で、脂肪分が少ないので健康的で、肉の代わりになる食品として、世界的にも注目されています。大豆から作られる豆腐にも、植物性たんぱく質がたくさん含まれています。麻婆豆腐を残さず食べて、丈夫な筋肉や骨をつくりましょう。