12月11日(水)

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わかめごはん 牛乳 パンガシウスの竜田揚げレモンソース 白菜のごま和え かぶのそぼろ椀 ココア牛乳の素

 

今日は「愛・地産給食の日」です。今月の愛知県産野菜は「白菜」と「かぶ」です。よく味わって食べてくださいね。

今日は「パンガシウスの竜田揚げレモンソース」の「パンガシウス」という魚を紹介します。パンガシウスは、ナマズ目パンガシウス科の魚で、ベトナムのメコン川をはじめとするアジアの淡水域に生息しています。パンガシウス科には30種類ほどの魚がいますが、とくに「パンガシウス・ヒポポタムス」という種が広く知られています。

パンガシウスの起源はメコン川流域にあり、数千年にわたって、この地域の人々によって食用とされていました。ベトナムでは「チャー」とか「バサ」と呼ばれるパンガシウスは、ナマズの仲間ということもあり、長いひげと扁平な体を持つのが特徴です。体の色は灰色から黒に近い色をしており、腹部は白く、成魚は1m以上にもなります。現在は、ベトナムなどで養殖されて、世界中に輸出されています。身はくせがないので、フライなどによく使われます。

12月10日(火)

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中華めん 牛乳 塩ラーメンの汁 切干し大根入り棒棒鶏サラダ  手作りジンジャーケーキ

 

「ジンジャー」とは、どんな食べ物かわかりますか?

「ジンジャー」は「生姜」です。生姜は熱帯アジアが原産で、日本には3世紀頃、中国を経由して伝わってきたといわれています。ちなみに中国では、紀元前500年頃にはすでに薬用とされていたようです。日本で生姜が栽培されるようになったのは平安時代になってからで、平安時代の貴族が生姜の薬効を知り、重宝していたとされています。

生姜を食べると辛いと感じる人もいると思います。これは生姜に含まれる「ショウガオール」と「ジンゲロール」という辛味成分によるものです。でもこれらは辛いだけではなく、血の流れをよくして体を温める働きがあります。

今日はケーキに生姜を入れました。できるだけ残さず食べて、体を温めてくださいね。

12月9日(月)

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麦ごはん 牛乳 チキンカレー ハンバーグ スパゲティサラダ

 

マヨネーズは、現在のスペイン領のメノルカ島で誕生したとされています。18世紀中頃、当時メノルカ島はイギリス領となっており、フランス軍がこの島を攻撃していました。そのときのフランス軍の隊長リシュリュー公爵がメノルカ島の『マオン』とよばれる港町で「オリーブ油と卵黄とレモン汁」を混ぜたソースをかけた肉料理を食べたところ、大変おいしかったため、リシュリュー公爵はそのソースのレシピをフランスに持ち帰り、パリで「マオンのソース」として紹介しました。これがその後、ヨーロッパ各地やアメリカに広まったとの説が有力です。

マヨネーズのという名前はいろいろな説がありますが、「マオンのソース」という意味の「マオネーサ」がフランス語で「マオンネーズ」、英語で「マヨネーズ」となったようです。

12月6日(金)

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ごはん 牛乳 ししゃもフライ 関東煮 春雨の甘酢和え

 

ししゃもは、北海道の南東部の太平洋沿岸だけで獲れる魚で、漢字で「柳」の「葉」の「魚」と書きます。これは、サケが獲れずに苦しんでいたアイヌの人が「カムイ」と呼ばれる神に祈りを捧げたところ、カムイが哀れんで柳の葉を魚にしたという伝説が由来とされています。柳の葉はアイヌ語で「柳」=スス、シュシュ、「葉」=ハムであり、ここからスサモ、スシャモ、などと呼ばれていたものが「ししゃも」になりました。川からあふれるほど収穫できたししゃもも、現在はほとんど収穫できなくなり、今、お店でよく見かけるししゃもは、実はほとんどが「カペリン」といわれる北大西洋で獲れる「カラフトししゃも」です。形は似ていますが味は異なる、まったく別物の魚です。残念ながら、今日のししゃもフライも「カラフトししゃも」ですが、カルシウムを多くとることができるので、残さず食べましょう。

12月4日(水)

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ごはん 牛乳 厚揚げの肉みそかけ もやしのおかか和え かきたま汁 手作りフルーツプリン

 

私たちは、食べ物を食べることで、生きるために必要なエネルギーや栄養素を体に取り入れています。食べることは、他の生き物たちの命をいただくことです。嫌いだから、苦手だからと言って簡単に残してしまうのは、食べ物の命をむだにしてしまうことになります。食べ物を大切にして、感謝の心をもって食べましょう。

12月3日(火)

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ピザトースト 牛乳 ポトフ フルーツゼリーポンチ

 

ピザの故郷はイタリアのナポリ地方です。16世紀後半に新大陸からトマトがもたらされ、また続いて水牛の乳からモッツァレラチーズがナポリ近郊でつくられました。このトマトとチーズをトッピングしたパンがナポリ地方で広まり、現在のピザが誕生したのです。日本へは、1955年頃、アメリカを経由して伝わりました。では、今日のようなピザトーストはどこで誕生したのでしょう?それは、日本です。昭和39年、東京の日比谷にある喫茶店で、当時イタリアンレストランで出されていたピザを、手軽に食べられるようにと、アレンジしたのが「ピザトースト」です。食パンを使うことで、ピザ生地がなくても手軽に作ることができることから、いろいろなところで作られるようになりました。

今日のピザトーストは大藤小学校給食室特製です。ちょっと硬いところもありますが、よくかんで食べてくださいね。

11月29日(金)

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麦ごはん 牛乳 ハヤシライス 手作りアメリカンドック マカロニサラダ

 

ハヤシライスは、西洋から伝わった料理のイメージがありますが、明治時代に日本で独自に生み出された洋風メニューで、誕生の由来にはいろいろあります。出版社・書店として知られる「丸善」の創業者、早矢仕有的氏が考案したという説や、当時の宮内省(現在の宮内庁)で料理長を務めていた秋山徳造氏が考案したという説、ハッシュドビーフという料理の名前がなまって「ハヤシライス」になったとの説です。これらの説以外にも、ハヤシライス誕生の由来はあるようです。

ハヤシライスは、牛肉が使われることが多いのですが、今日のハヤシライスは、豚肉と玉ねぎをよく炒めて、にんじんとじゃがいも、しめじを加えて、トマトジュースやケチャップ、デミグラスソースで煮こみました。麦ごはんと一緒によく味わって食べてください。