6月21日(金)

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ごはん 牛乳 あじの梅風味焼き 飛鳥鍋 ひじきとベーコンの炒め煮

 

今日は郷土料理献立です。今回は奈良県です。飛鳥鍋は、鶏肉と野菜を牛乳とだし汁で煮込んだ鍋料理で、その名の通り、奈良県明日香村の農家で食べられてきた郷土料理です。飛鳥鍋の由来は、今から約1300年前、牛乳が飛鳥の都に伝わってきた時代に、唐からきた修行僧が山奥での修行の合間に里に降り、寒さをしのぐために貴重な牛乳で鶏肉を煮込んで食べたのが始まりとされています。その後、庶民の間にも広まった飛鳥鍋ですが、当時の牛乳は高価なものであったため、飼っていたヤギの乳を使っていたとのことで、牛乳を使った現在の「飛鳥鍋」のかたちが考案されたのは、昭和の初めだそうです。白みそが入っているので、牛乳が苦手な人にも食べやすくなっています。カルシウムもとれる飛鳥鍋を食べて、丈夫な骨や歯を作りましょう。