12月16日(月)

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ごはん 牛乳 豚丼 塩昆布和え 石狩汁 手作り甘夏ゼリー

 

今日は、郷土料理献立の日です。今月は「北海道」です。豚丼は、薄く切った豚肉をこんがり焼いて、甘辛いしょうゆだれにからませてごはんにのせた丼で、十勝地方が発祥の郷土料理といわれています。北海道では、明治時代の終わりに養豚がはじまりましたが、人々が豚肉を食べられるようになったのは昭和に入ってからです。昭和の初めに帯広市内の食堂で汗を流して働く農家や開拓者の姿を見て、食堂の店主はスタミナのある食べ物が提供できないかと考えましたが、うなぎは高価で手に入りにくかったので、うな丼をヒントに豚丼が作られました。

石狩汁は石狩鍋の汁物で、鮭の身やアラを野菜とともに煮込んで、みそで味をつけた料理です。石狩地方では江戸時代から鮭漁が盛んでした。大漁のごほうびとして、漁師達が獲れたての鮭と野菜を豪快に鍋にして楽しんだのが始まりとされています。

12月13日(金)

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ごはん 牛乳 わかさぎの唐揚げごまがらめ 肉じゃが キャベツの赤しそ和え

 

今日は「お魚チャレンジデー」です。もっと魚が好きになるように、クイズで楽しみながら魚のことを勉強しましょう。

 

今月のお魚は「わかさぎ」です。それでは、全問正解めざしてがんばりましょう!

 

第1問 わかさぎが1年で一番多くとれる季節はいつでしょう。

 

① 春から夏      ② 夏から秋      ③ 冬から春

 

 

正解は、③の「冬から春」です。産卵を控えた冬から春にかけてのメスは子持ちでとてもおいしいといわれています。

 

 

第2問 わかさぎは何科に属する魚でしょう。

 

① サケ科      ② ワカサギ科     ③ キュウリウオ科

 

正解は、③の「キュウリウオ科」です。「キュウリ」という言葉が含まれていますが、まさに野菜のキュウリを指しています。キュウリウオ科に属する魚の多くは、キュウリやスイカのようなウリの香りや風味をもつことからこのような名前で分類されています。新鮮な状態のときほどその香りや風味を強くかんじることができるそうです。

今日は、揚げたわかさぎに、ごまだれをからめました。わかさぎは骨まで食べることができるので、よくかんで食べてましょう。

12月12日(木)

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ごはん 牛乳 二色丼の具(ツナそぼろ・炒り卵) 根菜たっぷり粕汁 安倍川団子

 

粕汁は、関西地方で広く親しまれている料理です。大根やにんじんなどの根菜類と、サケやブリなど魚類の組み合わせで作られることが多いですが、関西地方では、これらに加えて豚肉も好んで使われます。粕汁は地域や作る人によって具材やレシピもいろいろあります。

粕汁には「酒粕」が入っています。酒粕は、米と米麹が発酵したもろみから日本酒を搾ってできた固形物で、お酒を製造する工程でできます。酒粕は日本酒を搾った残りですが、ビタミン類、炭水化物、アミノ酸などが豊富に含まれ、体を温める効果があるといます。においが気になる人もいるかもしれませんが、寒さに負けないように、できるだけ残さず食べて、体を温めましょう。

12月11日(水)

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わかめごはん 牛乳 パンガシウスの竜田揚げレモンソース 白菜のごま和え かぶのそぼろ椀 ココア牛乳の素

 

今日は「愛・地産給食の日」です。今月の愛知県産野菜は「白菜」と「かぶ」です。よく味わって食べてくださいね。

今日は「パンガシウスの竜田揚げレモンソース」の「パンガシウス」という魚を紹介します。パンガシウスは、ナマズ目パンガシウス科の魚で、ベトナムのメコン川をはじめとするアジアの淡水域に生息しています。パンガシウス科には30種類ほどの魚がいますが、とくに「パンガシウス・ヒポポタムス」という種が広く知られています。

パンガシウスの起源はメコン川流域にあり、数千年にわたって、この地域の人々によって食用とされていました。ベトナムでは「チャー」とか「バサ」と呼ばれるパンガシウスは、ナマズの仲間ということもあり、長いひげと扁平な体を持つのが特徴です。体の色は灰色から黒に近い色をしており、腹部は白く、成魚は1m以上にもなります。現在は、ベトナムなどで養殖されて、世界中に輸出されています。身はくせがないので、フライなどによく使われます。

12月10日(火)

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中華めん 牛乳 塩ラーメンの汁 切干し大根入り棒棒鶏サラダ  手作りジンジャーケーキ

 

「ジンジャー」とは、どんな食べ物かわかりますか?

「ジンジャー」は「生姜」です。生姜は熱帯アジアが原産で、日本には3世紀頃、中国を経由して伝わってきたといわれています。ちなみに中国では、紀元前500年頃にはすでに薬用とされていたようです。日本で生姜が栽培されるようになったのは平安時代になってからで、平安時代の貴族が生姜の薬効を知り、重宝していたとされています。

生姜を食べると辛いと感じる人もいると思います。これは生姜に含まれる「ショウガオール」と「ジンゲロール」という辛味成分によるものです。でもこれらは辛いだけではなく、血の流れをよくして体を温める働きがあります。

今日はケーキに生姜を入れました。できるだけ残さず食べて、体を温めてくださいね。

12月9日(月)

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麦ごはん 牛乳 チキンカレー ハンバーグ スパゲティサラダ

 

マヨネーズは、現在のスペイン領のメノルカ島で誕生したとされています。18世紀中頃、当時メノルカ島はイギリス領となっており、フランス軍がこの島を攻撃していました。そのときのフランス軍の隊長リシュリュー公爵がメノルカ島の『マオン』とよばれる港町で「オリーブ油と卵黄とレモン汁」を混ぜたソースをかけた肉料理を食べたところ、大変おいしかったため、リシュリュー公爵はそのソースのレシピをフランスに持ち帰り、パリで「マオンのソース」として紹介しました。これがその後、ヨーロッパ各地やアメリカに広まったとの説が有力です。

マヨネーズのという名前はいろいろな説がありますが、「マオンのソース」という意味の「マオネーサ」がフランス語で「マオンネーズ」、英語で「マヨネーズ」となったようです。

12月6日(金)

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ごはん 牛乳 ししゃもフライ 関東煮 春雨の甘酢和え

 

ししゃもは、北海道の南東部の太平洋沿岸だけで獲れる魚で、漢字で「柳」の「葉」の「魚」と書きます。これは、サケが獲れずに苦しんでいたアイヌの人が「カムイ」と呼ばれる神に祈りを捧げたところ、カムイが哀れんで柳の葉を魚にしたという伝説が由来とされています。柳の葉はアイヌ語で「柳」=スス、シュシュ、「葉」=ハムであり、ここからスサモ、スシャモ、などと呼ばれていたものが「ししゃも」になりました。川からあふれるほど収穫できたししゃもも、現在はほとんど収穫できなくなり、今、お店でよく見かけるししゃもは、実はほとんどが「カペリン」といわれる北大西洋で獲れる「カラフトししゃも」です。形は似ていますが味は異なる、まったく別物の魚です。残念ながら、今日のししゃもフライも「カラフトししゃも」ですが、カルシウムを多くとることができるので、残さず食べましょう。