ごはん 牛乳 津ぎょうざ ひじきの炒め煮 盆汁
今日は、郷土料理献立の日です。今月は「三重県」です。「盆汁」と「津ぎょうざ」の紹介をします。盆汁は、里いも、だつ(里いもの茎)、にんじん、ごぼう、なす、油揚げ、枝豆、かぼちゃなど、7種類の野菜を用いた三重県の郷土料理のひとつで、別名を「七色汁」と呼ばれます。昔はお盆に殺生をしてはならないとされていたため、その間は肉や魚は食べず、代わりに栄養たっぷりの盆汁が作られたといわれています。現在は「だつ(里いもの茎)」があまり出回っていないこともあり、赤いだつの代わりに「みょうが」を入れる家庭が多いようです。
「津ぎょうざ」は、1985年ごろの小学校給食が発祥の三重県のご当地メニューです。津ぎょうざの定義は2つあります。それは、「直径15㎝以上の皮を使うこと」と「揚げてあること」です。これは、給食として職員が一つずつ手作りする手間を考えた時に、大きいぎょうざを作り、一個で満足してもらおうと考案されました。そして、低温でじっくりと揚げていくことで、大ぶりなぎょうざも中までしっかりと火が通るようにしてあります。学校給食としてたくさんの量を調理できるよう、焼きではなく揚げになったという理由でもあるそうです。大きな「津ぎょうざ」を味わってくださいね。