2月21日(金)

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ごはん 牛乳 津ぎょうざ ひじきの炒め煮 盆汁

 

今日は、郷土料理献立の日です。今月は「三重県」です。「盆汁」と「津ぎょうざ」の紹介をします。盆汁は、里いも、だつ(里いもの茎)、にんじん、ごぼう、なす、油揚げ、枝豆、かぼちゃなど、7種類の野菜を用いた三重県の郷土料理のひとつで、別名を「七色汁」と呼ばれます。昔はお盆に殺生をしてはならないとされていたため、その間は肉や魚は食べず、代わりに栄養たっぷりの盆汁が作られたといわれています。現在は「だつ(里いもの茎)」があまり出回っていないこともあり、赤いだつの代わりに「みょうが」を入れる家庭が多いようです。

「津ぎょうざ」は、1985年ごろの小学校給食が発祥の三重県のご当地メニューです。津ぎょうざの定義は2つあります。それは、「直径15㎝以上の皮を使うこと」と「揚げてあること」です。これは、給食として職員が一つずつ手作りする手間を考えた時に、大きいぎょうざを作り、一個で満足してもらおうと考案されました。そして、低温でじっくりと揚げていくことで、大ぶりなぎょうざも中までしっかりと火が通るようにしてあります。学校給食としてたくさんの量を調理できるよう、焼きではなく揚げになったという理由でもあるそうです。大きな「津ぎょうざ」を味わってくださいね。

2月20日(木)

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麦ごはん 牛乳 ポークカレー ツナサラダ れんこんチップス レモンソーダゼリー

 

今日は好きな人が多い「カレー」です。「カレー」とは、インドのタミル語で「ソース」を意味します。カレーを作るときに使うカレー粉は、食欲をそそる香りのコリアンダーやクミン、舌を刺激する辛さのある唐辛子やマスタード、カレーの色のもとになるターメリック、他にもにんにくやしょうが、シナモンなど、20種類以上のスパイスを合わせたものです。日本で使われているカレー粉は、イギリスで生まれたもので、インドにはカレー粉はありません。インドでは、それぞれの家庭でいろいろなスパイスを合わせてカレーを作るので、その家庭独自の味のカレーができます。日本でいう「家庭の味」ですね。

日本は、カレー粉が作られたことによって、「カレー」が家庭で手軽に作ることができるようになりました。今日は、家のカレーとは一味違う給食のカレーを味わってください。

2月19日(水)

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ごはん 牛乳 たらのしょうゆ麹焼き 肉じゃが 磯香和え

 

今日は「お魚チャレンジデー」です。みなさんがもっと魚が好きになるように、楽しみながら魚のことを勉強しましょう。

今月のお魚は「たら」です。それではクイズを行います。3問あります。全問正解めざしてがんばりましょう!

 

第1問 たらを漢字で書くと魚へんに何と書くのでしょうか

 

① 魚へんに春と書く ( 鰆 )

②   魚へんに雪と書く ( 鱈 )

③   魚へんに里と書く  ( 鯉 )

 

 

正解は、②番の魚へんに雪と書きます。雪のように身が白いことや、雪の降る季節に旬を迎えることに由来するといわれています。

 

 

第2問 次の食べ物のうち、たらの卵はどれでしょう。

 

①   かずのこ  ② いくら  ③ たらこ

 

 

正解は、③番のたらこです。スケトウダラというたらの卵がたらこです。スケトウダラは卵がたらことして食べられるだけでなく、身もかまぼこやちくわなどに加工されます。

 

 

第3問 おなかがいっぱいになるまでたくさん食べることを、「たらふく食べる」と言います。魚のたらがもとになって「たらふく」という言葉ができましたが、どうしてたらが関係しているのでしょうか。

 

①   日本人は、たらをたくさん食べるから

②   たらを食べると、福、つまりよいことが起こると言われているから

③   たらはとても食いしん坊で、お腹がふくらんでいるから

 

 

正解は、③番です。たらはとても食いしん坊の魚で、大きなイカに襲いかかって丸のみしてしまうこともあるそうです。さらに水からあげるとお腹が大きくふくらむことから、鱈のお腹という漢字を使って「たらふく」というようになったそうです。

2月18日(火)

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ロールパン 牛乳 れんこんバーグの照り焼きソース マカロニサラダ、豆乳ポタージュ

 

給食に、ほぼ毎日使われているにんじんですが、にんじんは、かぼちゃやピーマン、トマト、ほうれん草、小松菜などの色の濃い野菜の仲間です。カロテンという栄養素がたくさん入っています。カロテンは、体の中でビタミンA に 変わります。このビタミンAは、鼻やのどを強くして、かぜなどの病気から体を守ってくれます。また、目の働きを助け、目を健康に保ってくれます。

私たちが住んでいる愛知県では、にんじんがたくさんつくられています。この近くでは、お隣りの愛西市でつくられています。とくに今の時期にとれるにんじんは、甘みが増してとてもおいしいです。にんじんを食べて、かぜなどの病気に負けないように、元気に過ごしましょう。

2月17日(月)

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赤しそごはん 牛乳 茶碗蒸し ソフトカレイフライ ごぼうサラダ

 

今日のフライの魚は黄金カレイです。黄金カレイはカレイ科の海水魚で、水深400mよりも浅い海の砂泥地に生息しています。成長すると体長50㎝にもなる大型の魚です。体が橙黄色という赤みがかかった黄色であることから、黄金カレイと名づけられました。黄金カレイの主な生息地はアメリカのアラスカ州やカナダです。日本では北海道のオホーツク海にほんのわずかですが生息しているようです。

今日のカレイフライは、骨まで食べることができるように、圧力をかけたカレイの切り身を使用しています。骨まで食べることができるので、たんぱく質だけでなくカルシウムも摂ることができます。魚が苦手な人にも食べやすくなっているので、できるだけ残さず食べましょう。

2月14日(金)

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ごはん 牛乳 みそおでん もやしのおかか和え 手作りチョコチップドーナツ

 

今日2月14日は、「バレンタインデー」です。日本ではチョコレートとともに女性から男性へ思いを伝える日として定着しています。バレンタインデーの起源はいろいろありますが、ローマ帝国時代を起源とするものが特に有名です。3世紀のローマ皇帝グラウディウス2世は、兵士が結婚すると戦争に行きたがらなくなると考えて、兵士の結婚を禁じていました。結婚を望む若い兵士たちの嘆きを聞いたキリスト教司祭ヴァレンティヌスは、内緒で兵士たちの結婚式を行いましたが、皇帝の命令に背いた罪で捕まり、2月14日に処刑されてしまいました。このエピソードによって、ヴァレンティヌス司祭は恋人たちの守護聖人「聖ヴァレンティヌス」として祀られ、殉教した2月14日は「聖ヴァレンティヌスの日(英語で聖バレンタインデー)となりました。

ちなみに、2月14日にチョコレートを贈るのは日本だけです。また、大切な人へ贈るだけではなく、友だち同士で贈り合ったり、お世話になっている人に贈ったり、自分へ贈るなど、贈るスタイルも時代とともに変わってきています。

2月13日(木)

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キムタクごはん 牛乳 鶏肉のレモン焼き きゅうりの香り漬け かきたま汁

 

今日のごはんは「キムタクごはん」です。キムタクごはんは、長野県塩尻市の学校給食から生まれた料理で、キムチとたくあんをベーコンや豚肉と一緒に炒めて作ることから、この名前がつきました。この料理が生まれた背景には、長野県の食文化が関係しているそうです。昔から長野県は、たくあんや野沢菜漬けなどの漬物をよく食べていましたが、最近は漬物嫌いの子どもが増えていることから、おいしく漬物を食べてもらうために、この料理が開発されました。実際に長野県の学校給食で出されると、たくあんの食感とキムチの味がよく合っていておいしいと評判になり、今では人気の定番メニューとなっています。

長野県塩尻市の学校給食から生まれた「キムタクごはん」は、今では日本全国の学校給食に取り入れられ、いろいろなところで人気メニューのひとつになっています。