1月23日(木)

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ごはん 牛乳 手作り飛竜頭 野菜の香り漬け 根菜汁

 

「飛竜頭」は、くずした豆腐に卵などを加えてつなぎにし、野菜などを混ぜ込んで丸めて油で揚げたもので、「ひろうす」とも呼ばれます。関東地方では「がんもどき」と呼ばれます。みなさんは「がんもどき」という名前のほうが、よく耳にするかもしれませんね。今日の飛竜頭は、水気を切った豆腐をつぶして、具を入れてから一つずつ形を作って揚げて、たれをかけたた大藤小給食室手作りです。よく味わって食べてくださいね。

明日24日から30日までの一週間は、「全国学校給食週間」です。学校給食は食に関する正しい知識・食習慣を身につけるための重要な役割を果たしています。学校給食週間は、このような学校給食の意義・役割について理解を深め関心を高める週間です。飛島村、蟹江町、弥富市では、この地域や愛知県に伝わる郷土料理をはじめ、地域の農畜産物やそれらを加工したものを献立に取り入れました。さらに、10月に実施した「食品ロス削減メニュー」も学校給食週間中の献立に取り入れました。どんな献立か、楽しみにしていてください。

1月22日(水)

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ごはん 牛乳 青じそ入りあじフライ クープイリチー いものおづけばっと

 

クープイリチーは沖縄県の郷土料理で、沖縄の言葉でクープは「昆布」、イリチーは「炒め煮」のことです。沖縄県は、昆布の消費量が全国トップクラスです。沖縄は海に囲まれているので、昆布がとれると思うかもしれませんが、沖縄の海では昆布はとれません。では、なぜ沖縄県で昆布の消費量が多いのかというと、沖縄県はかつて北海道の昆布が中国に輸出されるときの中継地点だったため、昆布が手に入りやすかったからです。

いものおづけばっどは青森県の郷土料理で、「いもの」は「じゃがいもの」、「おづけ」は「おみおつけ(みそ汁)」、「ばっと」は「一口大の団子状のもの」のことで、「一口大のじゃがいも団子が入ったみそ汁」という意味になります。青森県は、春から秋にかけて「やませ」と呼ばれる冷たく湿った風が吹くため、米が育ちにくい環境です。そのため、ご飯の代わりになる「いも」が重宝され、栄養面の優れた腹持ちのよいじゃがいもがよく食べられていました。いものおづけばっとは、その地域で暮らす人の知恵が生んだ郷土料理なのです。

1月21日(火)

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中華めん、牛乳、鹿児島ラーメンの汁、れんこんのごまマヨサラダ、黒豆入りはちみつきな粉蒸しパン

ラーメンのスープというと、いろいろな味がありますね。九州のラーメンといえば、白くにごった豚骨スープを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。九州の中でも鹿児島ラーメンと呼ばれるラーメンのスープは、豚骨を中心に鶏ガラや野菜を加えてじっくりと炊きだしたもので、優しい風味が特徴です。豚骨スープは豚骨を煮立たせて作るのに対して、鹿児島ラーメンのスープはあまり煮立たせないで作るので、豚骨スープほど白くにごってなく、あっさりとした味わいです。また、鹿児島ラーメンの麺はかん水を使わないので、白っぽいのが特徴です。給食の中華麺にはかん水が使われているので、黄色っぽい色をしています。残念ながら、鹿児島ラーメンの麺を使うことができませんでしたが、どこかで鹿児島ラーメンを食べる機会があったら、スープと一緒に麺も味わってくださいね。

1月20日(月)

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ごはん 牛乳 えびしゅうまい 麻婆豆腐 もやしのうま塩和え

 

麻婆豆腐には、豆腐がたくさん使われています。では、豆腐が生まれた国はどこでしょう?次の3つの中から、一つ選んでください。

 

① 日本   ② 韓国   ③ 中国

 

正解は、③の中国です。豆腐が中国から日本に伝わったのは奈良時代頃、中国に渡った遣唐使の僧侶などが日本に持ち帰ってきたとされています。では、みなさんは豆腐が何から作られるか知っていますか。豆腐は大豆から作られます。大豆は「畑の肉」といわれるほど、たんぱく質がたくさん含まれています。たんぱく質は、丈夫な筋肉や骨をつくるもとになる働きがあります。とくに大豆に含まれているのは、植物性たんぱく質という種類で、脂肪分が少ないので健康的で、肉の代わりになる食品として、世界的にも注目されています。大豆から作られる豆腐にも、植物性たんぱく質がたくさん含まれています。麻婆豆腐を残さず食べて、丈夫な筋肉や骨をつくりましょう。

1月17日(金)

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ごはん 牛乳 美味だれ焼き鳥丼 マカロニサラダ いわしのつみれ汁 みかん

 

美味だれ焼き鳥は、すりおろしニンニクがたっぷり入ったしょうゆベースのタレを焼きたての焼き鳥に自分でかけて食べる、長野県上田市で60年以上愛され続けるご当地グルメです。昭和30年代に始まった食べ方で、市内にある焼き鳥店の店主が仲間とともに考案したと言われています。「美味だれ」と名前がついたのは、平成22年、上田地域の方言で親しい仲間に対して使う呼称「おいだれ」という方言と、「美味しいタレ」、後からかけて食べる「追い(かける)タレ」という3つの要素を合わせ、市内の有志によって名付けられました。今日は、焼き鳥をごはんの上にのせて、美味だれ焼き鳥丼にして食べましょう。

1月16日(木)

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ごはん 牛乳 にぎすフライ みそ味のいも煮 ひじきの炒め煮

 

今日は「お魚チャレンジデー」です。みなさんに魚をもっと好きになってもらえるように、今からお魚クイズをします。今月のお魚は「にぎす」です。

 

第1問  にぎすは何の魚に似ているでしょう?

① さば    ② きす    ③ あゆ

 

正解は、②番の「きす」です。にぎすは見た目が「きす」に似ていることから、「似鱚(にぎす)」と呼ばれるようになったといわれています。しかし似ているのは見た目だけで、きすとは別の種類の魚です。体長は15~20㎝ほどで、目がおおきく、口がとがっているのが特徴です。

 

第2問 にぎすは、海の中のどのあたりに住んでいる魚でしょうか?

① 深いところ     ② 浅いところ

 

正解は、①番の「深いところ」です。にぎすは深海魚といって、深さ200mほどのところに住んでおり、愛知県では渥美半島の沖合でとれています。愛知県は全国有数のにぎすの産地で、石川県、島根県、新潟県に次いで、全国で4番目の漁獲量です。

1月15日(水)

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菜めし 牛乳 おから入りはんぺんの磯辺揚げ 豚肉と大根の煮物 安倍川団子

 

「安倍川団子」は、丸めた餅に煎った大豆の粉であるきな粉をまぶしたもので、きな粉餅や安倍川、安倍川餅とも呼ばれます。この「安倍川」という名は、静岡県にある安倍川という川の名前が由来だそうです。

その昔、安倍川の上流には金山があり、金の採掘で栄えていました。川のほとりの茶店では、つきたての餅にきな粉をまぶしたものを出していました。ある日、安倍川を訪れた徳川家康に、餅にきな粉をまぶしたものが出されました。その時、家康は餅の名前を聞きました。茶店の人がとっさに「安倍川の砂金をまぶした金粉餅です」と紹介したそうです。それを聞いた家康は、その味と機転に感心し、改めて「安倍川餅」と命名された、という一説があるそうです。その後、安倍川餅は、東海道を通る人々に親しまれ、静岡県の郷土食として全国的に広まりました。