1月31日(金)

RIMG2892

ごはん 牛乳 トンテキ丼 おからサラダ さつま汁 りんご

 

今日のサラダは、「おから」を使いました。みなさんは、「おから」が何か知っていますか。おからは、豆腐を作るときにできる、大豆から豆乳をしぼったあとの残った部分です。日本では、一年間に約200万トンの豆腐が製造されていますが、その過程で約70万トンものおからができます。できたおからは、すべて食べられるわけではなく、食べられなかった分はゴミとして捨てられ、燃やされます。残りカスというイメージが強い「おから」ですが、おからには食物繊維や質の良いたんぱく質などの栄養が豊富に含まれています。おからに含まれている食物繊維は胃や小腸で消化・吸収されずに大腸まで届き、腸内環境の改善や便秘の予防など、お腹の調子を整えます。煮物にされることが多いおからですが、今日のようにサラダにしたり、ケーキに入れたりと、いろいろな食べ方ができます。みなさんも、体のため、そして環境のためにも、ぜひおからを取り入れていってください。

1月30日(木)

RIMG2891

ごはん 牛乳 大豆ミート入りハンバーグ 皮ごと根菜きんぴら わかめのすまし汁

 

今日は学校給食週間最終日です。

今日は食品ロス削減メニューを取り入れました。「皮ごと根菜きんぴら」です。ごぼうやれんこんは、土を落としてよく洗ってから、皮つきのまま切って、肉やこんにゃくと一緒にごま油で炒めて味付けました。ごぼうやれんこんを細く切ったり、薄く切ったりすることで、皮も気にせずに食べることができます。ちょっとの工夫で、食品ロスを削減できることをおぼえておいてくださいね。今日のメニューは、環境に配慮するために作られたものを取り入れました。それは、ハンバーグに入っている「大豆ミート」です。肉が好きな人は多いと思います。では、牛肉を1㎏生産するのに必要な穀類の量はとうもろこしに換算してどれくらいだと思いますか。答えは11㎏です。肉を生産するためには、エサとしての穀類がたくさん必要です。そして、それだけの穀類を生産するためには、広大な農地が必要となるため、環境問題にもつながります。そこで、肉の代わりになるものとして、大豆を加工して、肉のようにした大豆ミートが作られました。大豆ミートは、肉に比べて、たんぱく質や食物繊維が摂れ、脂肪分が少ないです。肉だけとちょっとちがうハンバーグを味わって食べましょう。

1月29日(水)

RIMG2890

ごはん 牛乳 みそカツ ひきずり キャベツの赤しそ和え

 

今日は学校給食週間4日目です。

「ひきずり」は、尾張地域に伝わる郷土料理で、鶏肉を使ったすき焼きのことです。一般的にすき焼きには牛肉が使われますが、愛知県は鶏の飼育が盛んなことから、鶏肉が使われました。「ひきずり」という呼び方は尾張地域独特で、すき焼き鍋のふちから肉をひきずりながら引っ張りだして食べたことから、「ひきずり」と呼ばれるようになったといわれています。大晦日にはひきずりを食べて、年の終わりまでひきずってきたいらないものを、その年のうちに片付けてから新年を迎えるという習慣があったそうです。

「赤しそ和え」のキャベツと赤しそは、愛知県産です。愛知県は全国有数のキャベツの生産地です。特に冬系キャベツの生産が盛んで、東三河地域を中心に生産されています。赤しそは全国第2位の出荷量で、碧南市や大治町で生産されています。梅と一緒に漬けて梅干しの色付けに使われたり、ふりかけやジュースにしたりします。

 

1月28日(火)

RIMG2889

ミルクロールパン 牛乳 白身魚と野菜のトマト焼き 千切り野菜のスープ 愛知のゼリーポンチ

 

今日は学校給食週間3日目です。

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことで、食べ残しや売れ残り、期限が切れたもの、調理の時の皮のむき過ぎなどがあります。そこで10月に、野菜を皮ごと使ったり、捨てられがちなブロッコリーの茎や多くが廃棄されてしまうおからを取り入れた「食品ロス削減献立」を実施しました。

今日は食品ロス削減メニューとして「千切り野菜のスープ」を紹介します。千切り野菜のスープには、にんじんや大根、キャベツが使われています。にんじんや大根は皮まで、キャベツは芯の部分も食べることができるように、それぞれの野菜を千切りにしてスープの具にしました。野菜を細く切って煮ることで、捨てていたところもおいしく食べることができます。そして、みなさんにできること、それは「食べ残しを減らす、なくす」ことです。みなさんが一口でも多く食べることが食品ロス削減につながります。一口でも多く食べて、食品ロスを削減しましょう。

1月27日(月)

RIMG2887

かきまし 牛乳 和風コロッケ トマトのかきたま汁 西尾抹茶のわらびもち

 

今日は学校給食週間2日目です。

「かきまし」とは、炊いたごはんの上に、にんじんや鶏肉などの味付けした具材と汁をのせ、かき混ぜて食べる混ぜごはんです。しゃもじでしっかりかき混ぜて(かきまわして)作ることから、「かきまし」と呼ばれるようになったといわれています。「かきまわし」「とりめし」とも呼ばれ、愛知県全域で食べられている郷土料理です。かきましは、大勢の人が集まる時に作られる料理で、昔は民家の縁側の床下や庭などを利用して鶏を飼い、急な来客がある時に、かきましを炊いてもてなしたそうです。鶏肉が高価だった時代は、祝いの席などハレの場でふるまわれていましたが、現在では、季節を問わず日常的に食べられています。

今日のコロッケには、愛西市産のれんこんが入っています。れんこんは、低くて湿った土地を好み、愛西市で盛んに生産されています。愛知県のれんこんは、土が付いた状態で出荷されるのが特徴で、これは、れんこんの新鮮さを保つための工夫です。

1月24日(金)

RIMG2857

ごはん 牛乳 厚焼き卵 煮みそ 花野菜のサラダ

 

今日は、学校給食週間1日目です。愛知県は卵の生産が盛んで、全国でトップ10に入ります。とくに東三河地域や知多地域で多く生産されていて、今日の厚焼き卵も、東三河地域で生産された鶏の卵から作られたものです。

煮みそは、西三河地域で昔から食べられてきた郷土料理です。煮みそは、いろいろな食材を愛知県独特の豆みそで煮込んで作ります。家庭によって使う食材や作り方などがちがい、それぞれの家庭の味があります。大根やにんじん、里いもなどの根菜を使うことが多く、大きな鍋にたくさんの食材を煮返しながら食べるそうです。煮みそは「みそ煮」とも呼ばれ、今では愛知県の各地で食べられています。給食の煮みそも、大きな釜で大根やにんじん、里いもなどの野菜を、竹輪や厚揚げと一緒に豆みそで煮込みました。いろいろな食材にみその味がよくしみ込んでいます。

1月23日(木)

RIMG2855

ごはん 牛乳 手作り飛竜頭 野菜の香り漬け 根菜汁

 

「飛竜頭」は、くずした豆腐に卵などを加えてつなぎにし、野菜などを混ぜ込んで丸めて油で揚げたもので、「ひろうす」とも呼ばれます。関東地方では「がんもどき」と呼ばれます。みなさんは「がんもどき」という名前のほうが、よく耳にするかもしれませんね。今日の飛竜頭は、水気を切った豆腐をつぶして、具を入れてから一つずつ形を作って揚げて、たれをかけたた大藤小給食室手作りです。よく味わって食べてくださいね。

明日24日から30日までの一週間は、「全国学校給食週間」です。学校給食は食に関する正しい知識・食習慣を身につけるための重要な役割を果たしています。学校給食週間は、このような学校給食の意義・役割について理解を深め関心を高める週間です。飛島村、蟹江町、弥富市では、この地域や愛知県に伝わる郷土料理をはじめ、地域の農畜産物やそれらを加工したものを献立に取り入れました。さらに、10月に実施した「食品ロス削減メニュー」も学校給食週間中の献立に取り入れました。どんな献立か、楽しみにしていてください。