1月25日(木)

岐阜県は、全国(ぜんこく)7位(い)の面積(めんせき)ですが、約(やく)8割(わり)を山林(さんりん)がしめています。きれいな水(みず)が流(なが)れる多(おお)くの川(かわ)から魚(さかな)がとれ、養殖(ようしょく)もさかんです。耕地(こうち)は少(すく)ないですが、標高差(ひょうこうさ)にとんだ地形(ちけい)と、太陽(たいよう)と光(ひかり)とすんだ空気(くうき)と水(みず)、養分(ようぶん)のある土地(とち)から質(しつ)のよい産物(さんぶつ)が作(つく)られてきました。
「友禅(ゆうぜん)ごはん」は、岐阜県(ぎふけん)美濃加茂(みのかも)地区(ちく)で昔(むかし)から伝(つた)わる人気(にんき)のある給食(きゅうしょく)メニューです。食材(しょくざい)が友禅染(ゆうぜんぞめ)のようにいろどりがきれいなそぼろごはんです。
すったて汁(じる)は、飛騨(ひだ)地域(ちいき)に伝(つた)わる郷土(きょうど)料理(りょうり)です。ゆでた大豆(だいず)を石臼(いしうす)などですりつぶした「すったて」に「みそ」や「しょうゆ」などを加(くわ)えた汁(しる)物(もの)です。昔(むかし)は、祝(いわ)い事(ごと)や報恩講(ほうおんこう)(浄土(じょうど)真宗(しんしゅう)の行事(ぎょうじ))に出(だ)されました。
飛騨(ひだ)高山(たかやま)は、11月(がつ)から少(すこ)し雪(ゆき)が降(ふ)り始(はじ)め、朝晩(あさばん)の気温差(きおんさ)が氷点下(ひょうてんか)になるほどです。雪国(ゆきぐに)の長(なが)い冬(ふゆ)にそなえ、昔(むかし)からこの地域(ちいき)の人々(ひとびと)は飛騨(ひだ)赤(あか)かぶの漬(つ)け物(ぶつ)を作(つく)りました。今日(きょう)は、赤(あか)かぶと野菜(やさい)を和(あ)えた「赤(あか)かぶ」あえです。
180125